読書会で紹介された本 その1

『読書嫌いのための読書会』in 広島

第1回終了しました。


【今回紹介された本】


『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』マイケル・サンデル

 功利主義や自由至上主義への疑問を投げかけた著作。

 コミュニタリアニズム論者の主張の論拠を知ることができる。


『サンデルの政治哲学』小林 正弥

 マイケル・サンデルの有名著作では、あまり明確に述べられていないサンデル自身の

 主張や立場を知ることができる解説書。


『火の鳥(鳳凰編)』手塚 治虫

 手塚治虫の漫画の描写手法とストーリーの奥深さが際立つ著作。

 未来編と合わせて読めば、「他の哲学書を読まなくても良いんじゃないか」

 と思えるほどの重厚な内容。


『日本型イノベーションのすすめ』小笠原 泰, 重久 朋子

 日本人の強みを理解し、それを活かすという方向性での日本型イノベーションを考える。

 日本人に合った目標設定の方法など、新しい視点からの示唆がされている。


『算盤と論語』渋沢 栄一

 商業の世界で陥りがちな功利主義にも道徳的な指針が必要だと述べる著作。

 現代にも通じる明治の古典。


『サイロ・エフェクト』ジリアン・テット

 ソニーが低迷した原因としてストリンガーCEOがやり玉に挙げられるが、それに反論し

 た著作。

 組織の細分化、複雑化すなわち「サイロ化」が原因だと指摘する。


『共産党宣言』マルクス, エンゲルス

 失敗として語られる「共産主義思想」の源流。

 私は学校で習った程度の知識しかなかったが、自律した自己が必要という考え方にこれ

 からの社会にも通づるところがあると思う。

 個人的に紹介されなかったら読もうとも思わなかった著作なので、とても感謝している。



初めての試みだったので、どうなるか心配でしたが、参加したメンバーの気兼ねない率直な質問が飛び交って、とても有意義な会になりました。

心配する必要はありませんでしたね。笑


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ねこぐす

1か月に1回、広島で 『読書嫌いのための読書会』 を開催しています。 その際に紹介された本を、簡単な紹介を交えて記録するブログです。 参加はこちらから、最新のイベントに参加申し込みしてください。 https://eventon.jp/index/search/?keyword=読書嫌いのための読書会

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