読書会で紹介された本 その5
『読書嫌いのための読書会』in 広島
第5回 が終了しました。
【今回紹介された本】
モモ
ミヒャエル・エンデ
貧しいが、ゆとりのある生活を送っていた村人たちのところへ、時間を倹約させることにより、世界中の余分な時間を独占しようとする、灰色の男たちがやってくる。
おっとりしたモモが、そんな時間ドロボウである灰色の男たちから奪われた時間を取り返して村人の生活を元通りにするために立ち上がるというお話。
1974年に書かれ、今なお読み継がれているのは、今の私たちにも通ずる時間と豊かさの問題が描かれているからでしょう。
本当に大切なものは何か、幸せって何なのか、そもそも無駄なことって何なのか、そして資本主義の行く末は?
忙しい日々の合間にふと読んでみたくなる本です。
ナゲキバト
ラリー バークダル
「親バトを撃ち殺してしまった少年は、ヒナも殺さねばならなかった…」
主人公はハニバルという9歳の少年。
彼は父母を亡くし、祖父のもとで生活を始めますが、彼は子供なりの苦しみを抱えていました。
それは悪戯や嘘による良心の呵責であり、「生きにくさ」です。
そうした孫の苦しみに対して、自らの辛い経験をベースに優しく包み込むような愛情で、一つ一つ教えていく祖父。
「生きる」ことの大変さと大切さを教えられる1冊です。
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
東大ケーススタディ研究会
・マクドナルドの売上を上げるには
・チェス人口を増やすには
・花粉症患者を減らすには
・東京からカラスを減らすには
・年間献血量を増やすには
・大学生が3ヶ月で100万円作るには
・ダイエットするには
…などの様々な例題を解きながら、問題解決力を鍛えていくための本です。
この本は、例題はあくまで机上の空論としながらも、問題解決の練習をする重要性を訴えかける、冷静な良書です。
今回は、私が初めて欠席しましたが、問題なく会を終えることができました。
私がいない状態でも、各々が自由に発表し、意見を交換されたようで、主催者にとって嬉しいことこの上ないです。
今後も毎月第2土曜日開催で引き続き続けていきますので、広島の読書が苦手な方は、ぜひぜひご参加ください。
お待ちしていますよ!
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